2011/10/10

芝居の舞台の仕込み方 ~劇団アンゲルス・ロシア公演編~

中断していたロシア公演報告の続きです。
今日は、舞台ができあがっていく様子をアップしたいと思います。

楽屋前廊下にて
ラビ&ロビン



劇団アンゲルスでは、役者も主役であろうと仕込み
(舞台装置や照明機材、小道具などを設置して舞台空間をつくること)
をこなします。
と、いうか今回主役が一番よく働いてました笑

今回は舞台監督は舞台監督専門で仕事をしましたが、
少人数公演のときは、役者が舞台監督を兼ねるということも
アンゲルスの場合はありえます。
以前の公演では演出家が舞台監督・映像・音響を兼ねたという
離れ業をこなしたこともありました…泣



それでは仕込みをはじめましょう!


まず最初に、地がすり(舞台床全面に敷く大きな布)を敷くことからはじめます。

今回の芝居は真っ白な舞台のため、地がすりも袖幕(舞台の横に吊る幕)も
ドロップ(舞台奥に吊る幕)もぜーんぶ真っ白です。
たたんである地がすりを主役みずからほどいております

現場では、イルクーツク演劇場のスタッフの方がとても機敏に働いてくださいました。


地がすりをぱたぱたと開いて…


みんなで広げていきます

地がすりのセンター(真ん中)と舞台のセンターを合わせます


地がすりが舞台より大きかったので中に折り込むことに




 
きれいにしたら床に布を留めていきます
( 照明さんのTシャツCOOL JOKEって笑 )

舞台上に置く装置の位置をはかり、バミり(印をつけ)ます

ドロップ(舞台奥の幕)を吊りたいことを、現地スタッフに通訳を介し説明




この間、映像班は客席上にある音響機材室でプロジェクターなどの設置、
楽屋班は楽屋とお茶場の準備、照明と演奏者は機材チェックなど、
同時進行に行っていきます。


基本舞台ができると…さぁ、照明さんの出番です



特に海外公演の場合は、劇場に何の機材があるか来てみないと
わからないため基本を元に現場でプランニング。

客席で仕込み過程をじっと見守る演出家


 

ドロップ(舞台奥の幕)をポールに結び…

ポールを吊り上げます

私は、このドロップが吊り上がる様子を見るのが大好きです。
大きな幕がウワン!とうねって上がっていき劇場空間が出現する瞬間、
いつもたまらなくワクワクします。


引き上げている間は、ポールに負担がかからないように幕の下を持ちます


舞台裏では美術家Kさんが自作の猫の最終メンテナンス



小道具を出したり組み立てたり



舞台の横壁も白い幕で覆っていきます


この劇場は床に釘がうてないためガンタッカー(大きいホチキス)で留めます


組み立てた小道具を舞台に運び込みます




いよいよ、今回のメイン舞台装置である「坂」を組み立てていきます。


骨組みは写真の現地スタッフ(あだ名・棟梁)が作っておいてくれたもの

坂になる部分の板を運びこみます


棟梁がドリルでねじ止めしていきます

ねじ止めが終わったら坂も白い布で包みます




主人公の家になる部分の組み立て



真っ白な舞台が出来上がってきました
各々自分の小道具をセッティングしていきます

舞台が完成したら、照明機材の吊りこみと
シュート(照明をあてる位置を決め機材を固定する)がはじまります。
今回はキャットウォーク(舞台天井にある足場)から機材がいじれたため、
舞台をつくってる間に吊りこみは完了していたようです。


天井にはりめぐらされているキャットウォーク(舞台天井足場)
この上から照明をいじりたおします



舞台仕込み班は一旦休憩
お茶場には通訳の女の子が買ってきてくれたお菓子が!

楽屋班のセットも完了

演奏者のセット完了、音チェック&映像班の映像・字幕チェック

照明シュート(照明の当てる位置を決め機材を固定)開始
照明さんが現地スタッフに位置を指示していきます

役者(もしくは代役)が実際に立ち会い、
明かりの位置・大きさを決めていきます
シュートが終わると、照明のシーン作りです。
(場面場面でどの照明を使うか、どの明るさで照らすか組み合わせを
決定し決めていくこと。)
今はパソコンに決めた組み合わせを入力するとボタン一つで
その場面の照明に切り替えることができるようになりました。
(昔はフェーダーを1つ1つ手で組んでました。)

通常はシーン作りが終わってから場当たり
(役者や照明の場面転換のきっかけや立ち位置、音のきっかけなどを
芝居の最初から要所確認)していくのですが、
今回は時間がなかったので同時進行で行いました。


場当たりしながらの照明シーン作り・演奏者の音量、きっかけ確認・
映像のタイミング確認…と、あらゆる確認を駆け足で
 と、まあこんな感じ。
この後ゲネプロ(通し稽古)~本番となりました。
たくさんの人間が1つの舞台を創りあげていく過程をご覧いただけたでしょうか?


劇団アンゲルス公演「鴨猟」
A.ヴァンピーロフ:原作 岡井直道:脚本・演出
 



おかげさまで立ち見多数、それでも入りきれず舞台上のバルコニーまで
お客さんが入り、大盛況の中で無事に公演が終了しました。


ご協力くださった沢山の方、観にいらした方、
本当にありがとうございました!


2011/09/27

ロシアのへんてこ日本料理めにゅー

さて、今日はイルクーツクで入った日本料理屋のおもしろメニューを
ご紹介します。


まず店先しょっぱなから間違えています。
うーん…この衣装はモンゴル?だよね?

私達は、彼を「竜ちゃん(ダチョウ倶楽部)」と名づけました。

夕ご飯がフリーだったため、昼間見つけたこの店におもしろネタを
探しにギターのイノウエ氏と美術家のAちゃんと3人で入りました。

入ってみたら基本お寿司屋さん。
他にうどんなどもありましたが、料理名が面白すぎて大爆笑!
ずーっと3人でメニューを見ながら笑い転げ、なかなか注文しないという事態に…。

「Gyushabu(牛しゃぶ)」…牛しゃぶじゃねーし。「tanosimi(楽しみ)」…なにが?


きっとお店のロシア人の方々は
「一体なんであいつら笑ってんだ?どこにおもしろポイントが…?」
と気になっていたでしょう。

そして、イノウエ氏が見つけた究極のメニュー。


てか、文字であらわしきれん!!!
「ゆでた でぃゃがいも」です!料理名です!!堂々としております!!!




もちろん笑うだけ笑って、注文はしませんでした。


私達が食べたのはこれら。


(玉子カラッカラの)親子丼と、オリーブ油をまぶした素うどん(具なし)


チャーハンという名の醤油ごはんと魚介スープ(絶対サッポロ一番粉末入り)のうどん

同じく玉子カラッカラのカツ丼と汁サラッサラのあんかけうどん

味は、まぁ、うん…。まぁ、うん…。うん、まずくはなかったよ。普通…っちゃあ普通。

なんというか、まぁ、うん。
ロシアに行ったらロシア料理を食えってことです。


と、いうことで、今回はこのへんで。
(いつになったら真面目に芝居の話を書くのか?しかし、まだまだネタはあるぜ!)

2011/09/26

ロシア料理はおいしいの。

ドーブルイ ヴェーチェル(こんばんは)!

今日はロシア料理についてご報告したいと思います。

ロシア料理はあまり癖がなくおいしくて、私は大好きです。
特に、ウクロップ(ディル)という香草がロシアの
色々な料理に入っているのですが、これがとてもおいしい!

これはイルクーツクのスーパーでお土産用に購入した粉末のもの。

ウクライナ料理にもよく入っており、ウクライナで初めて食べた時の
感動は今でも忘れられません。
帰国してからも、しばらくウクロップが恋しくて恋しくてたまりませんでした。
残念ながら日本の一般的なスーパーでは売ってるのを見たことがありません。

ただ、バジルよりも香りが少々強いので好き嫌いがあるかとは思います。


それでは、いよいよロシア料理のパレードがはじまります!
まず、典型的な料理の登場の仕方。


まずは前菜。
これはトマトと鶏肉をまろやかなソースであえたもの。
なんのソースなんだろ?マヨネーズのような酸味はなかったです。



次にスープ。
これは、いわし(たぶん)のつみれのコンソメ風スープ。
浮かんでいるのはさきに紹介したウクロップです。
スープやサラダにたいてい入っています。

豚肉のソテー
上に酸味の薄いチーズがのっていて美味。
やはり上にはウクロップが載っています。


最後にデザート
これはパイ生地とピーナッツソースのようなものが
ミルフィーユ状態になっているケーキ
全体的にデザートは日本より甘いです。



と、いうのが一般的なお客様用コースのようです。(これはランチです。)
ロシアはディナーは軽く、ランチの方が豪勢だということです。
パンをつまみながらいただきます。

ランチは劇場が用意してくれたレストランでいただくことが多く、
100%このコースでした。



あと、その他の料理はこんな感じ…

有名なボルシチ

白ごまをまぶしたサーモンとピラフ

特大ミートボールのようなハンバーグとポテト

ミネストローネのようなスープ

玉子のせハンバーグとポテト
クレープの中にあま~いジャムが!これは甘すぎた!!

次回は、イルクーツクの街で入った日本料理店のオモシロへんてこメニューを
ご紹介したいと思います。


それでは、スパコイナイ ノーチ (おやすみなさい)!