2015/04/30

舞台公演に出演します。

直前になりますが、舞台公演のお知らせです。
久しぶりの舞台出演です。

新しく出会った、エネルギッシュな方々と
刺激的な稽古の日々です!


私は、主人公・坂島の実母で出演します。
めちゃめちゃ難しいですが、
本番終了ギリギリまで向き合って粘ります。


よろしければ、ぜひ観にいらしてください♪



 
Coochプロデュース 
ジュオスタレーション第1回公演「 さかしまToro」



■イントロダクション
医療刑務所にて8年服役した坂島は、
法務省勤務の立花に紹介された大柳真一郎の養子縁組となる。
人の更正を信じて愛情を惜しまぬ家庭の一員となる為、
名字を変えて新たな人生を進もうとする坂島。
真一郎の娘、日向と亜子との日々の日常の中から見えてくる、
坂島という1人の凶悪少年犯罪者の素顔。
一方、大柳家の住まう地域では変死体事件が起こり始め…

人は本当に更正しうるのか。愛は届きうるのか。希望は生まれうるのか。
ジュオス藤桑が作・演出する、この世の最後の物語。



■出演
前川 昂哉
安藤 紫緒
増田 圭次
前田 美香
大杖 義博
東 慶光
のみぞん☆
松村 遼
畠山 葵
藤沢 祐子
齋藤 明里 (特別出演)


舞台監督:西山みのり 
舞台美術:松本わかこ 
照明:高瀬勇佑 
音響:安部 聡 
大道具:俳優座劇場舞台美術部  
協力:ヤザ・パパ Cooch スターダス・21 
優企画 グリーンメディア


■脚本/演出
ジュオス藤桑


■劇場
大塚 萬劇場
http://yorozu-s.sub.jp/access/

■スケジュール
2015.5/8(Fri.)~5/10(sun.)
8日㈮19時00分
9日 ㈯ 15時00分/19時00分
10日㈰ 13時00分/16時00分
(開場は開演の30分前となります)


■チケット
前売・当日4200円
URL:
http://ticket.corich.jp/apply/64541/008/

■Cooch公式サイト
公演情報や無料作品掲載も!!今すぐチェック!

http://www.cooch.jp/

2012/11/12

かなざわ演劇祭2012「小さな星の 王子さま」公演終了

10/27(土)からはじまり、11/11(日)に終了したかなざわ演劇祭2012。
11/6~8(火水木)東京NOVUS公演「小さな星の 王子さま」も無事終了しました。


 ハヤシ ハジメさんという方に撮影をしていただいたので、その1部をUPしつつ…。




おそろしい木、さかさまの木、バオバブ


参加呼びかけをしてくださったかなざわ演劇祭2012関係者の皆様、
劇団アンゲルスの仲間達1人1人の助けにより公演を打てたことに
心から感謝しています。



芝居は、特に演劇祭ともなると当然1人でできるものじゃない。
あまりにも当然なことだけれども、1つの企画である演劇祭を開催するに
あたり、様々な考え、スタンスを持った人々が集まると、
やっぱり各々問題も起こる。


いくな、いくな!志村うしろ~!!
やあ!おれに感心してる奴がやってきたな!

でも1人1人が自分の作品に対して真摯に取り組み、他劇団の
受け入れや裏方も黙々とこなし、1つの演劇祭を成功させようと
動いている姿を見て、自分も「よし、やるぞ!」と、パワーをもらった。

はぁ!探検家だなぁ!?

おっきい話に感じるかもしれないけど、世界もやっぱりそうなんだ。
みんなが同じ考えじゃない。
自分と違う価値観を持った人々。違うものを大切にしている人々。
でも、同じ空間、時間を、それぞれが生きている。


         

人、だけではなく動物も植物も、細胞も星も…。


やれやれ、どうしたんだい…。

完全に孤立しているわけではなく、多かれ少なかれ影響しあっている。
そうして世界は成り立っている。



 正しい、正しくないでは整理されないことの方が多い。
いや、そんなものなんかないんだと、最近特にそう思う。

作曲・演奏:井ノ上孝浩
きつねタンゴ
素で笑ってます

 仲間だからといって、お互い全てを認め合っているわけではない。
ぶつかることも距離を置くこともある。
それでもお互いにやっていることを見続け、気にかけ続け、
時には一緒にものを創る。
そんな仲間がいることを幸せに思う。


来年3/16,17(土日)にひこね文化プラザで開催される
ひこねフィジカルアート2013 でも同作品「小さな星の 王子さま」で
参加します。
かなざわ演劇祭で自分に向けられた課題に取り組み、さらに
生き生きとした舞台になるよう、まだまだ気は抜けません。










2012/11/07

かなざわ演劇祭2012

3.11の震災直後、友人が
「芝居を観せてくれるより、おにぎりの1つでもくれた方が
よっぽど嬉しい!」と言った。

 仙台で畑をやり、孫に無農薬野菜を食べさせることを
楽しみにしていた母に、核汚染の状況がわかるまでは
しばらく控えるよう勧めたら、
「土をいじったことのないおまえに何がわかる?
 そんなに宮城が汚ないって思うなら二度と帰ってくるな!」
 と言われた。

 原発を使い続けることの是非について、実家が原発のそばにある
音楽仲間と言い争いにもなった。

 怒りが、噴出していた。 

かつてこんなにお互いの感情をぶつけ合っただろうか?
長年付き合ってきたにも関わらず、初めて相手がこんなにも
怒り狂うのかという面を見た。
 私は身近な人達の、何を今まで見てきたんだろう? 

東京ではたくさんの団体や、また個人が集まった集団が
震災、原発事故に対して活動を行っていた。
 私は辺り構わず顔を出した。
そこでは己の信念を貫くために、いざこざも多々おこっていた。
 原発に頼らない社会を作ろう、そのことは共通しているはずなのに、
 その他の相違についてお互いを罵倒、非難し、排除に走る言葉が
飛び交ったりもしていた。
 その中であらゆる情報に振り回され、私は混乱した。 

自分を取り巻く世界を大切にし、その価値にそぐわないものについては
否定する。
私は今まで、それで済んできてしまっていた。
 だけど、どんなに自分の周りを綺麗に高潔に保とうとしても、
 放射性物質は降り積もる…。 
もう、それを理屈で排除するだけでは立ってられない。
吐き出しても吐き出しても、自分の吐き出した嘔吐物を
 無理矢理口に詰め込まれていく。 

逃げ出したい、もう、無理!根を上げてしまいそうになる。
でも逃げたところでどうなる?

 迫力に立ち向かうには、自分自身にエネルギーがなければ
太刀打ちできるはずはないのに。
そんなこと、社会だろうと劇場の中だろうと変わりはないのに。

ものを創り出すためには、ものを喰らう必要がある。
でも、食い散らかしてばかりで、産み出すことをしないでいると
やがて自身の想像力がつぼんでいく。


去年の5月に宮城を訪れた時、ある農家の庭の泥さらいを手伝った。
そこの奥さんが、津波で流されなかったが潮で真っ白になってしまった
ラベンダーの花を見ながら「これだけでも咲いてくれればなぁ。」と笑った。
 一面潮と泥だらけの畑の中で、残ったねぎをせっせと直している
おじいさんがいた。

このラベンダーが咲いたら…このねぎが元気になったら…。

人が想像力を持たない限り、よりよき世界なんて創れやしない。

それなのに、私は私を守るために必死で情報ばかりに頼り、
自分で自分の想像力をつぼませてしまっていた。


砂漠の中に降り立った王子が、砂漠の中に隠された井戸を
見つける気がなければ、砂漠はいつまでも砂漠のままだろう。

 一見、無駄に思えることをやり続けること。渇いても渇いても
井戸を掘り続ける作業。
その一杯の水を見つけるために、沸き出る想像力を枯らす
ことのないように、仲間と想像力の井戸を掘り出す。
あるかもわからない水を見つけるために、掘る。
砂と岩だらけの中で、口の中がじゃりじゃりいいながら、共に掘る。


 今年、実家に帰った時に食べた母の野菜は本当においしかった。

                      かなざわ演劇祭・リーフレットより 

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かなざわ演劇祭2012


昨日、東京NOVUS「小さな星の 王子さま」公演の初日が明けました。
本日とあと2公演です。(11/7、8)



2011/10/10

芝居の舞台の仕込み方 ~劇団アンゲルス・ロシア公演編~

中断していたロシア公演報告の続きです。
今日は、舞台ができあがっていく様子をアップしたいと思います。

楽屋前廊下にて
ラビ&ロビン



劇団アンゲルスでは、役者も主役であろうと仕込み
(舞台装置や照明機材、小道具などを設置して舞台空間をつくること)
をこなします。
と、いうか今回主役が一番よく働いてました笑

今回は舞台監督は舞台監督専門で仕事をしましたが、
少人数公演のときは、役者が舞台監督を兼ねるということも
アンゲルスの場合はありえます。
以前の公演では演出家が舞台監督・映像・音響を兼ねたという
離れ業をこなしたこともありました…泣



それでは仕込みをはじめましょう!


まず最初に、地がすり(舞台床全面に敷く大きな布)を敷くことからはじめます。

今回の芝居は真っ白な舞台のため、地がすりも袖幕(舞台の横に吊る幕)も
ドロップ(舞台奥に吊る幕)もぜーんぶ真っ白です。
たたんである地がすりを主役みずからほどいております

現場では、イルクーツク演劇場のスタッフの方がとても機敏に働いてくださいました。


地がすりをぱたぱたと開いて…


みんなで広げていきます

地がすりのセンター(真ん中)と舞台のセンターを合わせます


地がすりが舞台より大きかったので中に折り込むことに




 
きれいにしたら床に布を留めていきます
( 照明さんのTシャツCOOL JOKEって笑 )

舞台上に置く装置の位置をはかり、バミり(印をつけ)ます

ドロップ(舞台奥の幕)を吊りたいことを、現地スタッフに通訳を介し説明




この間、映像班は客席上にある音響機材室でプロジェクターなどの設置、
楽屋班は楽屋とお茶場の準備、照明と演奏者は機材チェックなど、
同時進行に行っていきます。


基本舞台ができると…さぁ、照明さんの出番です



特に海外公演の場合は、劇場に何の機材があるか来てみないと
わからないため基本を元に現場でプランニング。

客席で仕込み過程をじっと見守る演出家


 

ドロップ(舞台奥の幕)をポールに結び…

ポールを吊り上げます

私は、このドロップが吊り上がる様子を見るのが大好きです。
大きな幕がウワン!とうねって上がっていき劇場空間が出現する瞬間、
いつもたまらなくワクワクします。


引き上げている間は、ポールに負担がかからないように幕の下を持ちます


舞台裏では美術家Kさんが自作の猫の最終メンテナンス



小道具を出したり組み立てたり



舞台の横壁も白い幕で覆っていきます


この劇場は床に釘がうてないためガンタッカー(大きいホチキス)で留めます


組み立てた小道具を舞台に運び込みます




いよいよ、今回のメイン舞台装置である「坂」を組み立てていきます。


骨組みは写真の現地スタッフ(あだ名・棟梁)が作っておいてくれたもの

坂になる部分の板を運びこみます


棟梁がドリルでねじ止めしていきます

ねじ止めが終わったら坂も白い布で包みます




主人公の家になる部分の組み立て



真っ白な舞台が出来上がってきました
各々自分の小道具をセッティングしていきます

舞台が完成したら、照明機材の吊りこみと
シュート(照明をあてる位置を決め機材を固定する)がはじまります。
今回はキャットウォーク(舞台天井にある足場)から機材がいじれたため、
舞台をつくってる間に吊りこみは完了していたようです。


天井にはりめぐらされているキャットウォーク(舞台天井足場)
この上から照明をいじりたおします



舞台仕込み班は一旦休憩
お茶場には通訳の女の子が買ってきてくれたお菓子が!

楽屋班のセットも完了

演奏者のセット完了、音チェック&映像班の映像・字幕チェック

照明シュート(照明の当てる位置を決め機材を固定)開始
照明さんが現地スタッフに位置を指示していきます

役者(もしくは代役)が実際に立ち会い、
明かりの位置・大きさを決めていきます
シュートが終わると、照明のシーン作りです。
(場面場面でどの照明を使うか、どの明るさで照らすか組み合わせを
決定し決めていくこと。)
今はパソコンに決めた組み合わせを入力するとボタン一つで
その場面の照明に切り替えることができるようになりました。
(昔はフェーダーを1つ1つ手で組んでました。)

通常はシーン作りが終わってから場当たり
(役者や照明の場面転換のきっかけや立ち位置、音のきっかけなどを
芝居の最初から要所確認)していくのですが、
今回は時間がなかったので同時進行で行いました。


場当たりしながらの照明シーン作り・演奏者の音量、きっかけ確認・
映像のタイミング確認…と、あらゆる確認を駆け足で
 と、まあこんな感じ。
この後ゲネプロ(通し稽古)~本番となりました。
たくさんの人間が1つの舞台を創りあげていく過程をご覧いただけたでしょうか?


劇団アンゲルス公演「鴨猟」
A.ヴァンピーロフ:原作 岡井直道:脚本・演出
 



おかげさまで立ち見多数、それでも入りきれず舞台上のバルコニーまで
お客さんが入り、大盛況の中で無事に公演が終了しました。


ご協力くださった沢山の方、観にいらした方、
本当にありがとうございました!